コインチェックでは仮想通貨を貸し出すことで利息を得ることができます。
銀行預金の金利が0.001%であるのに対し、コインチェックで仮想通貨を貸し出すと1%~5%の利息がもらえます。100万円預けると、銀行預金では10円しか増えないのに対し、コインチェックの仮想通貨レンディングでは1万円~5万円の利息をもらえます。
利息は仮想通貨でもらえるため、仮想通貨の価値が上昇すると、日本円換算で大きな金額になります。
本投稿ではコインチェックで仮想通貨レンディングする方法について記載します。
コインチェックで貸し出しができる仮想通貨と年利
年利は貸出期間で異なり、1年間貸し出すと5%の利息をもらえます。
貸出期間 | 14日間 | 30日間 | 90日間 | 180日間 | 365日間 |
利息(年利) | 1% | 2% | 3% | 4% | 5% |
コインチェックで貸出できるコインの数は19種類です。
仮想通貨 | 名称 | 仮想通貨 | 名称 |
BTC | ビットコイン | QTUM | クアンタム |
ETH | イーサリアム | BAT | ベーシックアテンショントークン |
ETC | イーサリアムクラシック | IOST | アイオーエスティ |
LSK | リスク | ENJ | エンジンコイン |
XRP | リップル | OMG | オーエムジー |
XEM | ネム | PLT | パレットトークン |
LTC | ライトコイン | SAND | サンド |
BCH | ビットコインキャッシュ | XYM | シンボル |
MONA | モナコイン | DOT | ポルカドット |
XLM | ステラ |
コインチェックで仮想通貨を貸出する方法
まずコインチェックで口座を開設する必要があります。口座の開設には、個人情報の登録や本人確認が必要です。
口座開設方法は以下の記事に書いています。本人確認は免許証またはマイナンバーカードがあれば10分くらいで完了するので、コインチェックでは1営業日くらいで仮想通貨の売買を行うことができるようになります。
>>関連記事:「Coincheck(コインチェック)で口座開設する方法」
普段仮想通貨を売買する取引アカウントではなく、「貸暗号資産」アカウントが必要です。
コインチェックの口座開設を行っている場合は、特に書類などを提出する必要はありません。
コインチェックにアクセスし、「ログイン」→「貸暗号資産アカウント」→「貸暗号資産サービスに登録する」をクリックします。
チェックボックスにチェックを入れ、「貸暗号資産サービスに登録する」をクリックします。
貸暗号資産アカウントが作成できました。
◆おすすめ
受付中の貸出期間を確認しましょう。
仮想通貨によっては募集していない貸出期間もあります。
「コインを貸す」から仮想通貨を選択して貸し出し可能な期間を確認しましょう。
取引アカウントの仮想通貨を貸暗号資産アカウントに移動させます。
「コインを受け取る」、「振替はこちら」をクリックします。
貸暗号資産アカウントに移動させる仮想通貨と数量を入力します。
上のタブで「取引→貸暗号資産」を選択し、数量を入力して「残高を移動する」をクリックします。
添付した図では取引アカウントの0.1BTCを移動させようとしています。
0.1BTCを移動させることができました(添付図赤枠のとおり、BTCの貸暗号資産の列の数字が0.1になっています。)振替に手数料は発生しません。
貸し出し申請を行います。「コインを貸す」をクリックします。
貸し出す仮想通貨をクリックします。図ではBTCを選択しています。
貸出期間を選択し、貸し出し数量を入力します。そして「〇〇を貸出申請」をクリックします。
受付中の貸出期間のみ選択できます。添付した図では1%(14日間)と2%(30日間)が選択できる状態となっています。3%~5%は、このときは選択できませんでした。
貸出承認がおりるまで待ちましょう!
申請中は、自動貸し出しの有無やキャンセルも可能です。
仮想通貨レンディングの利益の計算方法
ビットコインを例に計算方法を記載します。
計算例1
- 1BTC=200万円
- 0.5BTC(100万円)をレンディング
- 年率5%で1年間のレンディング
- 利息:0.5BTC×0.05=0.025BTC
- 円換算:0.025BTC×200万円=5万円
計算例2
- 1BTC=200万円
- 0.5BTC(100万円)をレンディング
- 年率3%で3か月のレンディング
- 利息:0.5BTC×0.03×3か月÷12か月=0.00375BTC
- 円換算:0.00375BTC×200万円=7500円
貸し出した通貨で返却される
仮想通貨レンディングは貸し出した通貨で返却されます。
貸し出した時のコインの価格が低くても、将来コインの価格が上昇すれば、数%の利息が大化けする可能性もあります。
ビットコイン=200万円のときに100万円分貸し出し
レンディング(年利5%)…0.5btc(100万円分)のレンディングで年間0.025btc(5万円)の利息
↓↓
ビットコインが1000万円になった場合
0.025btcは25万円の価値をもつ
レンディング時は100万円の価値のビットコインをレンディングして5万円分の利息を得たが、価格上昇により利息は25万円の価値に!
レンディングで得た利息に税金はかかるか
レンディングで得た利息には税金がかかります。区分は雑所得になります。
貸し出した仮想通貨が返却され、利息を受け取った日の年度に確定申告を行います。(例:2023年1月1日~12月31日の間に利益を受け取った→2023年度分の確定申告が必要)
給与所得がある場合は、給与所得と雑所得の合計金額に対して税金が発生しますので必ず確定申告を行いましょう。
(※副業収入が48万円以下の場合は確定申告しなくてもいい、と勘違いする人が多いかと思います。しかし、雑所得においては、給与所得と利息で稼いだ金額の合計金額に対して所得税と住民税が計算されるので、給与所得から計算される住民税よりも金額が多くなり会社にばれる可能性があります、なぜこんなに住民税が高いんだ?、といった感じで。確定申告する際に、住民税を「自分で納付」にすれば会社にバレる可能性は低くなります。住民税を自分で払っていることは会社にはわかってしまいますが、今まで住民税を自分で納付して会社から指摘されたことはありません(自分事ですが・・)。
給与所得がない場合で、収入が48万円以下の場合は確定申告しなくても大丈夫なはずです。基礎控除が48万円なので課税対象金額が0円以下になるためです。)
関連記事:「仮想通貨レンディングとは」
コインチェックの仮想通貨レンディングで注意しておきたいポイント
コインチェックのレンディングの注意事項を挙げます。
注意点①預金保険の対象外であること
通貨を貸し出す側から見ると非常に似ていますが、レンディングは預金商品ではありません。そのため、銀行預金などに適用される預金保険の適用外となります。
注意点②必ずしも貸し出し・借り受けできるものではない
貸し出し・借り受けの双方について、Coincheck社内での審査が必要です。
そのため、「審査の結果、貸し出しまたは借り受け不可」ということもあります。特に、借り入れについては借入総額制限が設定されており、この枠を超える借り入れはできません。
注意点③貸し出した通貨で返却される
レンディングで暗号資産を貸し出した場合、その通貨で返却されます。例えば、ビットコイン(BTC)を貸し出して、イーサリアム(ETH)で返却してもらう…ということはできません。
コインチェックのレンディングのメリット・デメリット
こちらの記事を参照してください!仮想通貨レンディングの一般的なメリット・デメリットを記載しています。
>>関連記事:「仮想通貨レンディングとは」
コインチェックの仮想通貨レンディングのFAQ
- コインチェックのレンディングと、他のレンディングサービスの違い
- 最低貸出額
- 貸出申請してから承認されるまでの時間
- 貸出申請のキャンセル
- 貸出中の途中解約
Q コインチェックのレンディングと、他のレンディングサービスの違い
Aコインチェックのような取引所が仲介するレンディングは利率が1%~5%くらいであるのに対して、レンディングを専門に行っているサービス(ビットレンディング)や海外の取引所、Defiのほうが利率は高い傾向にあります。
コインチェックは仮想通貨の売買からレンディングまで一つのプラットフォームで行えることがメリットです。海外とかなんか面倒くさそう・・・、という人は、コインチェックで始めてみましょう。
Q 最低貸出額
A コインチェックの仮想通貨レンディングは、1万円相当の仮想通貨から貸し出しできます。貸出額に上限はありません。
Q 貸出申請してから承認されるまでの時間
Aコインチェックの借入総額には上限があるので、借入可能枠が空き次第、承認されます。
借入可能枠の空き次第では承認までに時間を要す可能性があります。
Q 貸出申請のキャンセル
A 貸出申請中であればキャンセル可能です。「貸出注文の一覧」からキャンセルできます。
Q 貸出中の途中解約
A 貸出承認後は中途解約できません。貸出中の仮想通貨は売却、出金することはできません。
コインチェックの仮想通貨レンディング まとめ
本投稿ではコインチェックの仮想通貨レンディングについて記載しましたがいかがだったでしょうか。
仮想通貨レンディングで得られる利益は、仮想通貨をデイトレードするよりも低いかもしれません。しかし、レンディングは取引スキルに関係なく利益が得られる点が大きなメリットです。デイトレードは資産を減らすかもしれません。しかし、レンディングは損をすることはありません。
長期間保有する予定ならレンディングを利用しないともったいないです。
貯金の一部を仮想通貨に変えて、銀行よりも高い預金をもらうという選択は悪くはないと思います。
利息は仮想通貨でもらえるので、将来コインの価値が上昇したときに、少額だった利息が大金に代わる可能性があります。
すでにコインチェックで仮想通貨を買っている人も、まだコインチェックの口座を持っていない人も、まずは少額からでもいいので是非今からレンディングを行いましょう!
コインチェックは取引所スコアが日本No.1で、利用者数が200万人近くおり(2022年9月現在)、アプリダウンロード数もNo.1で、1日で口座開設できるので、初心者にもおすすめの取引所となっています。仮想通貨の購入はアプリで数分で行えます。
まだ口座を持っていない人はコインチェックで口座開設してみてください!
関連記事:「Coincheck(コインチェック)で口座開設する方法」
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